最近我が家でちょっとしたブームになっているのが、
「おっしゃる通りです」
毎日のようにテレビで新型コロナウイルスについて解説している、
昭和大学医学部客員教授 二木芳人氏 です。
けっして口調を荒げることもなくと、
「おっしゃる通りです」と相手の発言をまず尊重してから
自分の理論を話していく姿に感銘を受けます。
にわか専門家がたくさん出ている番組でも沈着冷静に判断して
論争になるようなことはなく、卓越した人格者 だと思うわけです。
自分勝手な論点で、十分に調査もしないで番組スタッフの言うがままに力説し、
翌日に謝罪する解説者が多くいる中で、
二木氏のいうことには間違いはないと安心して聞くことができます。
「はい、おっしゃる通りです。」
いつもそんな受け答えができるといいですね。
こんな歳になってもまず最初に、
いや、違うだろうっ・
そんなはずないっ・
・と否定してしまうのが私が情けない。
「おっしゃる通りです」と言う前に、
でも・・
しかし・・とまず反論することから始まります。
聖書のガラテヤ書5章22-23節に 御霊の実 についてこう書かれています。
「しかし、御霊の実は、
愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制 です」
この歳になると寛容、柔和なじいさんになりたいと思うのです。
今の会社でも批判、侮蔑しないようにしているつもりですが、
思っているだけで何か起きるとすぐに犯人探ししたり、
誰かを誹謗中傷している自分がいます。
二木氏のように誰に対しても温厚でいられたら
どんなに幸せな人生を歩むことができることか・
なんと言っても一番最初に書かれている「愛」がいちばん大事です。
愛がなければ寛容にも柔和にもなれませんし、誠実に生きることもできません。
すべてのことに喜ぶこともできません。
二木氏はきっと愛をもって学生にも指導しているのでしょうね。
このガラテヤ書5章22-23節は
こんな不敬虔とは思わないけど敬虔なクリスチャンでもない私が
覚えている数少ない聖句です。
あとふたつ・
神は愛です (ヨハネの手紙Ⅰ 4:16)
愛のない者に、神はわかりません。
なぜなら神は愛だからです。 (ヨハネの手紙Ⅰ 4:7-8)
失礼しました。