日本俳優連合 理事長の 西田敏行 さんが俳優の窮状を国に直訴したことが反響を呼んでいます。
その行動が称賛されると思いきや反発する声も多かったようです。
確かに困っているのは俳優さんに限ったことではありませんが、西田さんは俳優連合の理事長という立場で行ったことですから称賛されるべきだと私は思います。
会員数は2700人もいるようですね。
その人たちのために動いた西田さんを誹謗中傷するのはいかがなものかと・
西田さんはたくさん稼いでいるから自分で支援すればいいでしょ・
俳優さんは保証がないのは覚悟の上でしょ・
こんな辛辣なことがネットで書かれていたようです。
それなら フリーランス 、派遣 だってみんないつかは食えなくなるかもしれない・と覚悟の上なんじゃないかな・
このコロナのせいで車が売れなくなったから、
トヨタ自動車 が今後のために一兆円を調達するそうです。
いいですよね、一流企業は。
自分で対策を講じることができるんですから。
でも俳優さんは 個人事業主、相手の言いなりになるしかないのです。
仕事がキャンセルされたからキャンセル料を請求できるとは到底思えません。
そんなことしたら二度と使ってもらえなくなるでしょう。
キャンセル料は入らない、この先の仕事ももらえなくなったら最悪ですからね。
じっと我慢していると思います。
昔、私が若かった頃 舞台俳優 だった方と親しくさせてもらっていましたが、本業ではとても食べていくことはできずに副業でなんとか暮らしていける状況だったようです。
私はその副業でお世話になりました。
西田さんが理事長をされている日本俳優連合にもたくさんの若い人やそれなりに一世を風靡した人もたくさんいらっしゃると思います。
まず知名度がある自分たち俳優たちが窮地に陥っていることを訴えれば、国も安倍ちゃんももっと隅々まで目を向けてくれるきっかけになると思っているのかもしれません。
けっして自分たちだけの直訴ではないと信じたい。
先日のテレビでヴァイオリニストの 高嶋ちさ子 さんが3月に入っていたコンサートがすべてキャンセルになり、この番組だけになった・と話されていました。
そして考えが変わったと言います。
毎月きちんと給料が入ってくる会社員は凄いと・
収入がないと家では立場が悪くなる・とも話していました。
西田さんのように声を上げたことに対して自分たちだけじゃないのに・というのはやめましょう。
それぞれが窮地を訴えればいいのです。
職場に組合があれば最強ですが、訴え方がわからない場合は 連合、司法書士会、社労士会 など相談窓口はたくさんあるようです。
西田さんはけっして利己主義でお金に強欲な人ではないと思います。
底辺 の役者さんのために訴えたことを面白半分に話題にするのはやめましょう。
あなたなら誰かのために訴えることできますか?
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