30年近く勤めた会社を 早期退職 してもうすぐ10年になろうとしています。
夢と希望があって洋々とした人生設計を実行するために早期退職・と言えばカッコよく聞こえますが、中身はその会社に見切りをつけた 自主退社 に他なりません。
狭い地域限定のことですが、それなりの信頼もいただいて、あのオヤジさんがいるから頼んでみよう・と支援?の輪が広がったのはありがたいことでした。
息子が保育園に入った時からの縁が次々に広がって退職するときまで続いていたのには本当に感謝しかありません。
でも、社内の地位・役職も名ばかりでなんの役にも立たないわけでして、もうこれ以上堪えられない・てな感じで2~3年かけてやっと辞めることができたのですが、それからもう10年です。
人生あまりにも早すぎます。
還暦 を過ぎて 年金 もやっと受給できたのにあっという間に60歳も半ば・
モタモタしていると70歳や80歳はすぐにやってくる。
完全リタイアしたらいろんなことをしてみようと思うけど、途端に病気で倒れたり、最悪なのは一足先に神様のところに行ってしまうかもしれない。
幸いなことにオヤジは散々悪いことや 長患い もしてしまったので、
これからは まさか、なんで私が・ というような重大な出来事は起こらないような気がしています。
長患いは 治療を間違えば死に直面する・ というそんな大病でした。
闘病8カ月、休職9カ月・・
もう同じようなことはないと勝手に思っています。
自分で招いた試練もありましたが、いくら神様でもこれ以上の試練を私に与えることはなさらないはず・
むしろ もう十分だから、ゆっくり生きなさい・ と言ってくれているようです。
オヤジたちにはどんな老後が待っているのでしょうか・
息子のいるところに 移住 しようと思ってもみても、北海道で長年暮らしてきた者にとって本州の湿気と暑さは耐えられないような気もします。
今は家賃もローンもなく暮らしていますが、移住するとなると新たに 家賃 が家計を圧迫することになるわけで年金生活者には厳し過ぎる現実が待っています。
今のまま家賃のかからない住み慣れた家で暮らしていくしかないのでしょうか・
それなら、家賃を払ったつもりでその分を蓄えて毎年息子のところに行って豪遊するのもいいし、大都会東京で数日暮らすのもいいですね。
帝国ホテルに泊まったり・・なんてね。
終の棲家 はやっぱり北海道なのかな・
この田舎都市で一生を終えるのも致し方がないことなのかもしれません。
お義母さんが建ててくれた今の家で体の自由が利かなくなる前までいっぱい楽しもうと思っているオヤジです。