時が経つのは本当に早いものですね。
母が亡くなって 四十九日、先日無事に法要と納骨を済ませることができました。
七七日忌 (なななのかき)は時代劇の話だとばかり思っていましたが、現代でも普通に使われているそうですね。無知ですみません。
北海道民は100%、四十九日を使うと思います。
祖母が亡くなった時に見た母の涙ももう遠い昔の話・
時代が一回りしたように今度は母が亡くなり、そしていつか私が死んでいくのです。
時の移ろい と表現すると少しおしゃれでさほどの浮き沈みもなく、詩の世界の優雅な日々を思い浮かべますが、時代の荒波 となるとそれはもう波乱万丈な人生そのものです。
母の人生はどんな人生だったのでしょうか・
幸せでしたか・
そんなはずないね、迷惑ばかりかけた子供たちだから。
いいことありましたか・
あるはずないね、何一つ。こんな息子だし・
亡くなる前にいつも言っていた言葉が
母さん、何も悪いことしてないよね~・でした。
私なんか悪い事ばかりで何一ついいことしていませんから・
愚かですね。
まだ施設に入らずに家で生活していた時のことですが、足を痛めて整形外科を受診する際に何度か母を負ぶった(背負った)ことがあります。
それが私の唯一の自慢かもしれません。
施設から家は近かったので、母が亡くなった時には私が負ぶって帰る約束をしていたのですが、私達が施設に着いた時にはもう葬儀屋さんも来ていて約束は守れませんでした。
葬儀からいまだに涙は出ていませんがたまに寂しくなることがあります。
母の見舞いにいく日を考えなくてもよくなったし、施設の人にするお礼や差し入れのことも考えなくていいし・
施設の前を通ると今でも あの部屋でよく頑張ったね・ と語りかけたくなります。
来年の 一周忌 までは兄弟でもなかなか会う機会はないでしょうね。
それがだんだん疎遠になって、最後には兄弟の誰かが死んでも葬式にも出られない体になって、挙句には死んだことも知らされないかも・
私なんかは認知症になっていて知らされても分からない・
誰のこと?
なんて言いそうですね。
これから時の流れの速さが一気に加速するような気がしてなりません。
あと何年、生きられるのかな・