とんびが鷹を産む はずは無いのですが、我が家の愚息が 鷹 になりました。
親バカと言われようが愚か者と罵られようと構いません。
具体的には書けませんがよく頑張ったと褒めてあげたい、近くにいるならハグしてあげたい気分です。
どのレベルで鷹というのかはそれぞれの判断でしょうけれど、少なくても我が家では 大鷹 です。
自分で努力で勝ち取った大きな大きな勝利だと思うのですが、これで満足してもらっては困ります。もっと高みを目指してほしい気持ちと、このままでいいから穏やかな生活を送ってもらいたい気持ちが入り乱れて複雑な気持ちになっています。
しかし、やっと落ち着いてくれるかな・と思うとホッとしています。
子供の頃に厳しく育てたつもりはありませんでしたが、高校を卒業するまで一度も友達の家とかに 外泊 させたことはありません。
その息子が大学に入って始めた一人暮らしが親がそばにいない外泊初体験となったのには本人も不安だったでしょうし、親もオカシイやら心配やらで気が狂いそうでした。
入学式の次の日、息子を大学に送り出してから帰路につくために乗ろうとした私鉄の駅のホームで、息子から着信があったことを知りコールバックをしても電話に出ないことがありました。
何があったのか、このまま電車に乗ってしまっていいのだろうか、それとも連絡が取れるまでホームで待っていた方がいいのか・
オヤジたちがとった策はホームで待つことでした。
どんな用件だったのかは忘れてしまいましたが、連絡が取れるまでああでもない、こうでもないと推察できる限りの架空話をしながらハラハラしていたのが懐かしいです。
そんな愚息がちょっと有名な高校に行って、とても有名な大学に進むことができたのがよかった・と今回の偉業を分析してくれています。
無理強いしたわけでもなく、親が敷いたとすれば ガタガタのレール だったはずなのに自分で保守点検修理しながら走ってきた姿に感動します。
親バカかもしれない、過保護だったかもしれない・
でも、オヤジは放任主義より絶対に 過保護 を支持します。
非難轟々は覚悟の上ですがその根拠はなにかと言うと、放任主義で育った子はなんでも自主的にできるし、優れた教育方針だと思うのですが、一旦 悪の道 に逸れ始めたとき戻る術を知らないような気がするのです。
過保護の子供はどんなノロマで鈍臭くても、戻る術とタイミングを知っているように思うのです。親に頼ってくるのもよし、甘えてくるのもよし・
それで道を矯正できるなら鉄砲玉のような人生を歩むよりよっぽどマシです。
これはあくまでもこの歳まで生きてきたオヤジの主観ですのでご理解ください。
どちらの教育方針も 超放任主義、超過保護はいけません。
やっぱり物事はほどほどがいちばんいいのです。
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