中学の頃、兄の友人がギターを抱えて遊びに来たときのことを鮮明に覚えています。
我が家にはギターはなかったので、多分この時が初めてギターを目の前にした瞬間だったと思います。
上手だったのか、それともヘロヘロだったのかは覚えていませんが、兄と友人が ビートルズ を歌っていたこと、そして当たり前のことですが 英語 で歌っていたことにさすが高校生と感心したものです。
それまでオルガン、ハーモニカとリコーダーしか扱ったことのない田舎の少年には武道館ライブと同じくらいの感動と衝撃を受けました。
その2年後に中学校の体育館のステージで恥ずかしげもなくバンド演奏することになろうとは知る由もありません。
その時に演奏した曲は ローリングストーンズ の ♬ テルミーでしたが、3つくらいのコードを使い回し多少外れていても構わず演奏を続けた3人バンド・
思い出すだけでおぞましい光景でしたね。
ザ・ローリング・ストーンズThe Rolling Stones/テル・ミーTell Me (You’re Coming Back) (1964年)
若さ ということは本当に素晴らしいことだと思いますが、途方もなくバカに近い愚か者でもあります。いくら田舎だからといっても数日弾いただけで人前でギターを奏でてはいけません。
厚顔無恥、鉄面皮・・50年前の田舎の中学生の姿が網膜に焼き付いています。
高校生になって初めて安いギターを手に入れることができましたが、都会に出てからなぜか所在不明になって、しばらくはギターだけではなく音楽そのものから遠ざかっていた時期があります。
都会の暮らしで音楽を聴くような余裕がなかったのでしょうね。そして今と違って音楽を簡単に持ち運べるものでもなかったですから、レコードプレーヤーやラジカセが必要なのにそれすら買うことが出来なかったように思います。
ラジカセ・・? こんなやつ・・です。
現代はいつでもどこでも音楽を聴くことができますから、それが当たり前の世代には何言っているのかさえ理解してもらえないでしょう・
でも、こんな初老のオヤジにもそれなりに音楽を楽しむ青春時代があったのです。
びっくりですね・
ダイエットはまだまだ続いています。
7/19現在(35日目) 累計 マイナス 3.1 ㎏
また増えた・・