事故もなく怪我をすることもなく義母の家の片づけをした翌日のことです。
義母と3人で買い物に出かけたスーパーの駐車場で、車のバンパーを擦られるハプニングがありました。
片付け当日でなくて本当によかった・
義母が歩く距離をできるだけ少なくするためにいつもスーパーの出口付近に駐車するようにしているのですが、あいにくと空いているところがなく遠くから車の出入りを見ていたときです。隣の車に高齢の男性が乗り込んだのは承知していたのですが、ゆっくり発進して私の前を左に曲がって行こうとしている様子が、
あれ、少し近くない? ギリギリじゃない? まさかね?
ちょっと目を離した時に ガッ、ガッ・と妙な音を立てて車が揺れた・
あっ、やられた・
気が付かないふりをして逃げようとしたのか、本当に自分だと思わなかったのか、真実はわかりませんが、私がクラクションを激して鳴らしても止まる素振りは一瞬見せたもののまた走り始めるではないですか!
慌てて車から降りて、道路に出ようとしていた車の運転席に回り込み窓ガラスを激しくたたいてやっと止めることできました。
擦ってるよっ!
あ、ごめん・
第一声がごめんということはやっぱり気づいていたのか・
確かに後続の車もありましたから、自分ではないと思ったのかもしれません。
それでも私には当て逃げしようとしたとしか思えない状況で、ちょっと激高してしまって、高齢の相手にきつく言い過ぎたかなと後になって反省しきりです。
車のところに戻ってくれたけれど、じっくり話し合おう・という気持ちにはなれず、警察呼ぶのも面倒臭いし、交番まで出頭しろと言われればもっと面倒だし・
やっぱり相手は高齢な方だということと、損害はそれほどでもなく20㎝ほどの擦った跡がありましたが、バンパーだから当てられた部分は凹んでまた元に戻ったようです。
付着した相手の車の赤っぽい塗料もなんとかコンパウンドで落とせなくもないか・と思っていたのですが、逃げようとした?かもしれない相手にこのまま何もなかったように許してしまうのは、あまりにも人が良すぎるんじゃないのか・と自問自答です。
相手の高齢男性が担当の車のセールスの人に電話した時も、代わって事故のいきさつを説明したけど車屋さんは関係ない。
肝心なのは保険屋さんで今度は保険屋さんと話すことになるわけですが、ここで状況が一変します。
保険屋のAです。
あの~・・昔、トヨタにいたAさんですか?
そうですが・
お、お久しぶりです、Bです。
えっ、Bさん?
・てなわけで、なんと20年ぶり以上だと思う知人Aさんが登場してくる事態にびっくりしたわけですが、このAさんの父親と私の父親が知り合いだったという因縁に、亡くなって今年で8年になる父の影響力をいまだに思い起こされることになった次第です。
当然今回の事故の件は 無かったことにしましょう・ とAさんに伝えてその場を離れました。
それにしてもよかったぁ・
変なこと言わなくて・
確かにきついことは言ったかもしれない・
でも脅すようなことは言っていないし、軽微な傷だから保険を使わず現金で示談することだってあり得ることだけど、それをこちらから提案するような浅ましいこともしていない・
こんな歳になっても父の影に怯える初老のオヤジです。
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