青森県・酸ヶ湯ではすでに150cm以上の積雪になっているそうですが、わざわざ酸ヶ湯の猛吹雪を体験しに行くツアーがあるそうです。
台湾や中国の人たちではありません、日本人がです。
当然危険のない程度の体験だとわかってはいますが、なぜ寒くて冷たくて死ぬかもしれない恐怖を体験しなければならないのでしょう・
酸ヶ湯温泉は八甲田山中の一軒宿で名物は千人風呂で湯治客も多いそうです。
秋の紅葉はそれはそれは見事だということですが、この八甲田山では明治35年に199名が亡くなった世界最大級の山岳遭難事故が起きています。
小説「八甲田山死の彷徨」の題材となった「八甲田雪中行軍遭難事件」です。
映画化もされて高倉健さんと北大路欣也さんが主演して、「天は我々を見放した」というセリフが大流行しました。いまなら流行語大賞です。
何年も前のことですが家族で青森に行った時にこの雪中行軍のルートを少しだけ走ってみたことがあります。
麓にある「雪中行軍遭難資料館」と犠牲者の方々が眠る「幸畑陸軍墓地」をみてから、少しだけ登ってみようということになって車を走らせていくと遭難の地とか露営地とかいくつかの碑が見えてきます。
救援隊が派遣されて、後藤房之助伍長が仮死状態で直立して立っていた・という話は有名です。
この酸ヶ湯は豪雪で全国的に有名になっていますが、冬以外でもとても爽やかな山の醍醐味を味わえるところのようでした。
冬山の遭難事故は毎年のように起きていますが、どうか無理をしないで安全な日程・ルートを選ばれることを願っています。
函館近郊の横津岳の山中にも〇〇君・と書かれたどなたかの遭難の碑が建っています。
山のことは何も知りませんが、雪山愛好家のみなさん・
どうか待っている家族を悲しみのどん底に落とすようなことはやめてください。
そういえば、幸畑陸軍墓地を歩いていた時に右肩を誰かに叩かれたような・
あれはなんだったのでしょう・
🌟参加するからには上を目指したい・応援してください。
コメント